体内汚染から胎児を守れ!妊娠初期からはじめる「母体デトックス」!

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体内汚染から赤ちゃんを守る母体デトックス

胎盤と臍帯(へその緒)は、まさにママと胎児をつなぐ命綱!
胎児に酸素や栄養を運ぶだけではなく、有害物質から胎児を守っています。
しかし、胎盤やへその緒をなんなく通過してしまう恐ろしい化学物質や有害物質があるのを知っていましたか?ママは妊娠が分かったらすぐ、「母体デトックス」をはじめましょう!

胎盤とへその緒(臍帯)を知ろう!

胎盤とは

正常な胎盤位置

胎盤は、妊娠初期からすぐに作られる、お腹の赤ちゃんを守る大切な組織です。
胎盤は、ママと胎児の両方の組織からできています。いわゆる初の親子共同作業ですね。
ママの血液も胎盤内に流れていますが、胎児の血液も毛細血管の中を流れています。ママの血液と胎児の血液は、ごくごく近所を通りますが、内皮細胞などにより隔てられていて、直接混ざり合うことはありません。

出産後、胎盤は役目を終えて、「後産」として、ママの体内から出てきます。
昔は出産後の胎盤を「胞衣(えな)」と呼んで、家の床下に埋めたりして大切なものとして産後も大切にしてきました。胎盤は、妊娠初期から出産までの妊娠期間でとても重要な役割があります。

へその緒(臍帯)

へその緒の断面図ママと胎児をつなぐ臍帯(さいたい)は、妊娠初期の第5週目に作られ始めます。
出産の時には、平均50~60センチの長さ、直径1.5センチの太さになるといわれます。臍帯は、胎児の身体の一部なのです。

臍帯には、ママから胎児へ通ずる「臍静脈」が1本、胎児からママへ通ずる「臍動脈」が2本通っています。普通、「静脈」というと、二酸化炭素や老廃物を多く含んでいるようなイメージですが、臍静脈には多くの酸素が含まれており、赤ちゃんがママから酸素と栄養を受け取っています。臍動脈はこの逆で、胎児は臍動脈からママへ二酸化炭素や老廃物を送り、ママに処理してもらっているのです。

胎盤の役割3つ

胎盤の役割は大きく分けて3つあります。

【胎盤の働き1】ママと胎児の間のガス交換と栄養運搬

胎盤の第一の役目は、なんと言っても、胎児に酸素を運び老廃物を受け取ることです。また、胎児の成長に欠かせない栄養や免疫も胎児に運ばれます。
先ほどお話した、1本の臍静脈から胎児へ酸素と栄養・免疫が運ばれ、2本の臍動脈からママへ老廃物が受け渡されます。

【胎盤の働き2】妊娠を継続するのに必要なホルモンをつくる

胎盤は、妊娠初期から出産まで無事に成長していくためのホルモンを作っています。
特に、細胞分裂が盛んに行なわれる妊娠初期には、ママの生活スタイルやママの体調などによりホルモンのバランスが崩れやすい時期です。
妊娠初期は、つわりでママも大変な時期ですが、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

【胎盤の働き3】「関所」の役割で有害物質をブロック

胎盤や臍帯は、ママの血液中のすべての物質をそのままダイレクトに胎児に送るわけではありません。
胎児の成長に不可欠な栄養をセレクトして通し、毒物や病原菌を通さない「関所」のような役割を持っています。これを「胎盤関門」といいます。

私が今回お話したいのは、

この「胎盤関門」はカンペキではないということです!

胎盤関門を通過してしまう、胎児に有害な物質とは?

環境汚染物質で体内汚染胎盤には胎児に有害なものをブロックする働きがありますが、それはカンペキではありません。ウィルスやアルコール、ニコチン、麻薬、ある種の薬の成分、鉄、有機水銀などは胎盤関門を通過してダイレクトに胎児に届けられてしまうのです。

ある研究から、出産後のへその緒を調べてみると、これだけの化学物質や有害物質が検出されていたという研究結果があります。

  • ダイオキシン
    老廃物を焼却する時に不純物として空気中に存在します。大気汚染の原因としても有名。現代人の血液中からは100%の割合で検出されています。
  • PCB(ポリ塩化ビファニール)
    変圧器やコンデンサーなどの絶縁油に使われていた工業用の化学物質で、ヒトの脂肪に蓄積します。現在では製造・輸入が禁止されています。現代人の血液中からは100%の割合で検出されています。
  • DDT(ディクロロディフェニルトリクロロエタン)
    農薬の一種です。マラリアやチフスを予防するために開発された殺虫剤に含まれていた成分です。現在では、製造・輸入・使用が禁止されています。ヒトの脂肪に蓄積します。
  • カドミウム
    鉱物や土壌に天然に含まれる重金属の一種です。土壌汚染が進むとお米などの穀物から体内に摂取されます。
  • トリブチルスズ
    農薬の一種で、船底に生物が付着しないように塗料に混ぜられて使用されていました。水質汚染の原因としても有名。魚などの海中の生物から検出されます。

赤ちゃんが危ない!流産や障害の原因は体内汚染?

厚生労働省「妊婦の魚介類の水銀汚染による摂取制限」

有害物質はいつのまに体に取り込まれてしまうの?

汚染物質の被爆経路環境汚染物質が人体に取り込まれてしまう経路は、3つあります。

  1. 経口(飲食)
    土壌汚染させた土で育った食物や食品添加物
  2. 経皮(接触)
    化学物質の入った洗剤・化粧品・シャンプーの使用
  3. 経気道(呼吸)
    ダイオキシンや排ガスなど大気汚染された空気

毎日の生活の中で、呼吸をすること、食べること、触れることは、どれもやめることはできませんね。
私たちは、大気汚染、土壌汚染、水質汚染などの環境汚染環境の中で生活をしているということです。

母体の汚染は、第1子が一番影響を受けやすい!

環境汚染物質の中には、脂肪に溶けやすい「脂溶性」のものと、水に溶けやすい「水溶性」のものがあります。水溶性の物質は、私たちの体に取り込まれても、尿や便によって体の外に排出されますが、脂溶性のものは、体内の脂肪や肝臓・筋肉の中に蓄積されていきます。
年齢が高いほど、体内に蓄積される有害物質は増えていきます。高齢出産の赤ちゃんにアレルギーを持っている子供が多いと言うのは体内汚染濃度と関係しているというお医者さんもいます。

また、出産を経験すると、第1子を出産した時点でママの体に蓄積していた有害物質は胎児へ移行していますので、産後、母体の有害物質濃度は以前よりも下がっているデータがあります。第2子を妊娠・出産する時は、第1子を出産するときよりも母体の体内汚染濃度が低い状態ですので、第2子が受け継ぐ体内汚染物質は第1子よりも濃度は低くなります。

親から第1子への汚染物質移行親から第2子への汚染物質移行

 

「上の子はアレルギーがあるのに、下の子はアレルギーがない」など、こうしたことが原因の一因だったのかもしれません。

妊娠初期に速攻スタート!母体デトックス大作戦

現在の生活の中で、大気汚染、土壌汚染、水質汚染などから私たちの生活を完全に守ることは難しくなっています。しかし、体内に蓄積した人体に有害な物質を少しでも減らすことはできます。ママの体の母体デトックス」がとても大切になってきます。
デトックスとは、近年話題になっている体内の毒素の解毒を意味します。
体内に蓄積した有害物質や老廃物を体の外に排出させ、体内をできるだけクリーンな状態にしましょう。特に妊娠初期、妊娠に気づいたその日から、お腹の赤ちゃんのためにも、母体デトックスに挑戦してみて下さい。

【母体デトックス1】添加物の少ない食品を選ぶ

食品添加物を避けるデトックス体作りの基本中の基本ともいえる毎日の食生活。
食品添加物の多い食品ばかり食べていませんか?
インスタント食品、レトルト食品などを避け、できるだけ無添加・無着色の食品を選んで下さい。商品には成分表示があります。普段はあまり気にすることは少ないかと思いますが、次回スーパーに買い物に行った時に、ぜひ見てみてください。食品添加物の多さに驚くはずです。

土壌からの汚染物質の摂取を避けるために、無農薬野菜や特別栽培野菜などもオススメです。皮のある野菜は、土を洗い流し、皮をむいて湯通しすると汚染物質を減らせます。

一例ですが、みりん風調味料から本みりんに替えてみる、コーヒーフレッシュからミルクに替えてみる、漬物は自家製ぬか漬けにする、ジュースは果物からミキサーで絞るなど、食に対する意識を少し高めるだけで、よりよい栄養をお腹の赤ちゃんに届けることができます。

【母体デトックス2】食物繊維を多く摂る

食物繊維でデトックスデトックスは、「解毒」を意味しますので、お腹の中をキレイにすることが大切です。
体内に老廃物を残さないためにも、便秘を解消し、腸リズムを日々スムーズにすることを意識しましょう。
ただでさえ妊娠中は水分不足になりがちで、便秘になったり、全身の肌乾燥をおこしやすかったりする時期です。食物繊維は、排便をスムーズにし、体の中の有害な物質を吸着して便として体の外に出す働きをサポートします。妊娠中は食物繊維を多く含んだ食品を摂取しましょう。

食物繊維を多く含む食品

  • ワカメ、ひじき、コンブ、青海苔などの海草
  • サツマイモ、里芋、ジャガイモなどのイモ類
  • あずき、大豆、インゲン豆、ヒヨコ豆などの豆類
  • キクラゲ、シイタケなどのキノコ類
  • ゴボウ・トウガラシ・切り干し大根、モロヘイヤなどの野菜類

【母体デトックス3】必須ミネラルを多く摂る

osen9ミネラルは、骨や歯などのヒトの体の部分を作ったり、体の発育を促したり、新陳代謝をサポートする成分です。人間の体本来の働きを保つために欠かせないミネラルを「必須ミネラル」と呼びます。
必須ミネラルには、人体にとって有害なものを吸収されないように防御したり、体外に排出するパワーがあります。

妊娠中、特に妊娠初期は、胎児の成長をサポートするためにも、ミネラルは意識したい栄養素です。
ミネラルは食事で摂取するのがベストですが、すべての必須ミネラルをバランスよく摂取するには、やはりサプリメントがオススメです。

必須ミネラルの働き

  • ナトリウム…体液の量を調節し、細胞外の機能を高め電解質のバランスを取る。
  • カリウム…細胞内の機能を高め、血中の酸・アルカリのバランスを取る。
  • マグネシウム…多くの酵素、特に糖質の代謝を活発にする。心臓の緊張を緩和する。
  • カルシウム…体の部位を健康に維持するために必要不可欠。精神安定にも。
  • クロム…インシュリンの働きをサポート。血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓に運ぶ。
  • モリブデン…アルデヒド類の解毒作用。
  • マンガン…炭水化物や脂質の代謝を助ける。生殖機能をサポート。
  • 鉄…全身に酸素を運ぶ役目。女性は月経により不足しがち。
  • 銅…血液中の赤血球をつくる。心臓血管系の維持や正常な免疫機能をサポート。
  • 亜鉛…酵素の活性化を助ける。ホルモンの分泌を助ける。活性酸素抑制酵素をサポート。
  • リン…全細胞の中にある。カルシウムとの相互採用で骨や歯を丈夫に。
  • セレニウム…活性酸素を抑える酵素に働きかける。有害物質の毒性を抑える。
  • その他…リチウム・バナジウム・コバルト・ホウ素・ゲルマニウム・臭素・ヨウ素

【母体デトックス4】起床時の空腹時に水を飲む

起床後の水分補給でデトックス人間の体はの7割は水分です。代謝を促し、老廃物を尿や汗で対外にすためにも水分を多めに摂りましょう。

1日で1.5リットル~2.0リットルの水分を摂るのがオススメです。水も、ミネラルウォーターや浄水器を利用した水がいいですね。
ヒトは、夜寝ているだけでも水分を失います。朝起きた時と寝る前に、コップ1杯分の水分を摂りましょう。
空腹時に水分を摂ることはデトックス効果だけでなく、美肌効果、整腸効果、免疫アップなどにも良いといわれています。
だだし、水分だけ摂っていれば良いわけではありませんので、食事とのバランスをとり、一日数回に分けて水分補給をしましょう。妊娠中の冷えは禁物ですので、白湯、暖かいハーブティー、緑茶がオススメです。

デトックス効果で有名な「岩盤浴」は?

岩盤浴 妊娠中の母体デトックス岩盤浴は、最近話題になっているデトックス方法です。温水や電気で温められた天然の石の上に横になる温浴方法です。浴衣を着たままか、バスタオルを巻いて利用します。

岩盤浴の魅力は、体の芯からじっくりと温まる遠赤外線の効果です。新陳代謝を促し、老廃物を体外に出すことができます。また、浴室温度が40度程の、サウナよりも低温でじっくり体全体を温めることで汗をかくことができるので、女性や高齢者が無理なく利用できることです。

しかし、妊娠中は注意が必要ですね。
先輩ママの意見を聞くと、妊娠中の岩盤浴に関しては賛否両論あります。
まず、気をつけたいことは、長時間の利用による汗のかき過ぎからくるのぼせ・貧血です。妊娠初期はつわりが酷い時期で、水分補給が十分に行なえないこともあります。
妊娠中の岩盤浴の利用は、水分をしっかり補給しながら、時間は普段の半分程度にしましょう。また、これは岩盤浴だけではありませんが、お腹の大きな時期は、浴場での転倒などの危険もありますし、雑菌の心配もあると思います。

しかし、妊娠しているからと言ってあれもこれもガマンガマンになると、つらいですね。入浴は大きなリフレッシュ効果もありますので、上記の注意点を理解した上で、安定期に入ってから、かかりつけの産婦人科の先生に聞いてからどうするか決めるのが安心です。

細胞そのものを活性化!「レシチン」のパワー

妊娠初期は大豆レシチンをレシチンとは、私たちの身体の細胞に多く含まれる「リン脂質」の一種で、細胞膜を作る成分のうちのひとつです。
脳神経などの神経系細胞もリン脂質からできていますので、レシチンは細胞の正常な状態に保つために働いてくれる効果があると言われています。レシチンは、大きく分けて「卵黄レシチン」と、「大豆レシチン」の2種類に分かれますが、大豆から摂れる大豆レシチンの方が卵黄レシチンに比べて低カロリーです。

人間の細胞は、成人で約37兆個もの細胞があります。細胞の外側を囲む細胞膜は、細胞へ栄養を運ぶ、細胞から老廃物を排泄するいう、働きをしています。レシチンを摂ることで、細胞そのものの本来の働きをサポートします。

コレステロールと動脈硬化レシチンのすごい所は、コレステロールと結合して体外に排出してくれるという、まさに「血管のお掃除やさん」の作用があることです。
レシチンの性質として、エマルジョンというものがあります。エマルジョンとは、水と油など二つの液体が混ざり合うことで、その作用を「乳化」といいます。水に溶けにくいものを、レシチンのパワーで水に溶けやすくする働きです。

コレステロールは脂質です。コレステロールは細胞膜や神経組織の構成成分としてとても重要な働きをしていますが、増えすぎると血管の壁に付着し、動脈硬化の原因になります。
レシチンは、水に溶けにくい脂質のコレステロールをエマルジョンの作用によって血管中の水分に溶かし、血管中をスムーズに移動できるようにサポートします。

妊娠初期だからこそ、母体デトックスが大切

長い妊娠期間の中でも、妊娠初期は、お腹の赤ちゃんの成長の中でとても大切な細胞分裂が行なわれます。胎児のほとんどの臓器は妊娠初期第8週までに作られます。
この時期の胎児は、感受性がとても高く、めまぐるしい成長をすると同時に、とても傷つきやすい時期と言われています。この時期に胎児が大きなストレスを抱えてしまったり、有害物質をへその緒を通して吸収してしまったりすると、細胞分裂の指令が誤作動し、先天異常の原因にもなりかねません。

ママは、妊娠に気づいたその瞬間から、デトックスを意識しましょう。特別なことをはじめるというよりは、まずは普段の生活をすこし改善することからはじめてみませんか?

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