
待望の赤ちゃん!
何とか無事に産まれてきて欲しいですよね!元気な胎児の成長はママの願いです。できれば健康的に、欲をいえば賢い子に!
それはママのお腹の中の栄養成分で、大きく変わります!
胎児の成長を左右する3つの成分
胎児は妊娠初期に急成長します。爆発的に増える細胞は、大量の栄養を必要とします。そんな妊娠初期は、普段とはちょっと違う成分が必要です。もしもそれが不足?
「つわり」などで食事が細くなっていれば、なおのこと栄養不足に陥り、胎児の正常な成長を乱してしまいます。少なくても3成分はしっかりとりましょう。
その成分は「葉酸」「レシチン」「ビタミンB」です。
①胎児の成長と「葉酸」
正常な細胞分裂を行う!
妊娠初期は脳や神経などを作るために、激しい細胞分裂を繰り返しています。そのときに必要になるのが、細胞の設計図であるDNAです。DNAを正しく作るために必要なのが「葉酸」なのです。
葉酸が不足すると?
先天性異常や流産のリスクが増えることになります。正常な細胞分裂ができなくなり、細胞のコピーミスや発育不足が心配されます。しかし妊婦さんの9割が「葉酸不足」との調査報告もされています。
どれだけ必要なの?
妊婦さんは通常の倍にあたる「1日480μg」をとるように、厚労省はいっています。通常は1日240μgですので2人分ですね!食事が基本ですが、サプリメントなども活用して確実にとりましょう。
- 赤ちゃんがスクスク成長できる「葉酸」を多く含む食品
②胎児の成長と「レシチン」
神経や細胞膜になる!
レシチンは脳細胞や神経細胞、細胞膜の素材になるため、妊娠初期には多くとりたいですね。また成長ホルモンなどを活性化させるため、正しく健康な細胞づくりに欠かせない成分です。
有害物質を無害化!
最新の研究では、胎児に悪影響をあたえる有害物質(化学物質/環境ホルモン物質など)を、無害化する可能性が期待されています。増加している自然流産や先天性異常のリスク低下に貢献します。
レシチンが不足すると?
レシチン不足によって、胎児の成長の遅れ、脳神経細胞の脆弱化、神経細胞の未発達などが心配されます。またママの精神的不安やうつ症状、イライラやホルモンバランスの乱れなどの恐れもあります。
- 安心安全に妊娠初期を過ごすためのレシチンの効果的なとり方
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③胎児の成長と「ビタミンB」
ビタミンB群の働き
葉酸もビタミンBの一種ですが、単独ではなかなか働いてくれません。ビタミンB群というように、グループで働く性質があります。またレシチンの機能性を高めたり、代謝などにも必要な栄養成分です。
ミネラルの働き
その他の必須成分は「亜鉛」「鉄」「カルシウム」などのミネラルです。これらは胎児の成長に欠かせないほか、不足すると「つわり」を悪化させる成分でもあります。食事からしっかりとりましょう。
<お役に立つ記事>
(厚生省通達、神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について、平成12年12月28日)
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