高齢出産の方必見!「卵子の年齢=あなたの年齢!」卵子の老化とは?

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高齢出産の卵子の老化

高齢出産の妊娠出産のトラブル原因のひとつ、「卵子の老化」とは?毎月の生理で新しく卵子が作られているわけではないのです!なぜ卵子だけ老化するのか、卵子の老化を防ぐ方法を詳しくご紹介します。

35歳以上の女性の妊娠、出産を「高齢出産」と言います。これは、初産だけではなく、第2子の出産も同様です。現在では高齢出産は珍しいことではありません。40代になってからの初産を経験する女性も多くなりました。

 高齢出産は、20代の女性と比べると、妊娠出産のトラブルが増加することは事実です。
どうしてこれだけ女性が若々しくいられる現代でも、高齢出産のリスクは減らないのでしょうか?原因のひとつに「卵子の老化」があります。

卵子の年齢=実年齢!新しい卵子は作られない!

 始原生殖細胞ここからは、卵子と精子を比べながらお話します。
まず、ヒトが生まれる前、お母さんのおなかの中にいる頃まで遡ります。

 おなかの中の赤ちゃんは、妊娠初期妊娠5週頃に、男の子なのか、女の子なのかの性別をはっきりと分ける細胞分裂が始まります。
それまでは、「始原生殖細胞」という男女ともつかない細胞が、男の子の赤ちゃんなら「精原細胞」、女の子の赤ちゃんなら「卵原細胞」という細胞になります。名前から想像できると思いますが、「卵子」、「精子」の元となる細胞ですね。

 男子の場合の「精子」ができるまで

精原細胞が精子になるまで男の子の場合、この精原細胞を持ったまま、誕生します。

精原細胞が精子へと変化するのは、射精を経験する「思春期」です。
思春期には、男性ホルモンの影響を受け、精巣内で精原細胞が細胞分裂をはじめ、「精母細胞」が作られます。
精母細胞から精子細胞が作られ、そこから「精子」が出来上がります。

精子が作られるまでに約70日です。1回の射精で放出される精子の量は3億~4億個といわれています。
精巣内では常にあたら数精子が作られ続けます。

つまり、射精される精子は約70日前につくられた“生まれたての細胞と言えますね。

 

女子の場合の「卵子」ができるまで

卵原細胞が卵子になるまででは、女の子の場合はどうでしょうか?

妊娠初期5週目から24週ほどにかけて、先ほどお話した卵原細胞から、「卵母細胞」が作られます。
卵母細胞は約260万個作られると言われています。

つまり、女の子は、卵母細胞という卵子の元になる細胞を260万個も持った状態で生まれてくるということです。

出世以後、卵母細胞は減数分裂を繰り返し、減り続けます。
思春期を迎え、初潮を経験する頃には、この卵母細胞から「卵子」が20~30万個も作られます。

しかし、一生のうち、生理(月経)で排卵される卵子の数は約500個。
残りの何万の卵子は、退化してしまいます。

 精子と卵子は、細胞の鮮度が違う!

卵子 精子と卵子の大きな違いは、
精子は思春期から1日5000万~1億個も毎日作られるのに比べ、卵子は、出生時からすでに大もとの細胞が赤ちゃんの体内にあり、そこからは減る一方で、「新しいものは作られない」ということです。

 男性の精子も、加齢により、質の劣化や老化をするとは言われていますが、新しい細胞は約70日でどんどん製造されるわけですから、卵子ほど、作られてから長い時間が経っているわけではないということが分かりますね。

 「卵子の老化」は、生まれたときから存在している細胞が、長い年月と共に老化していくということで、高齢になればなるほど、老化が進んでいると考えられます。

 この、「卵子の数や、クオリティ(質)が、安定した妊娠出産に繋がる」という考え方から、卵子の数や質が低下する前の状態のほうが妊娠の可能性は高く、出産までも安定しているといえます。
20代の女性の出産よりも、35歳以上の高齢出産のほうが、妊娠出産のリスクが増加すると言われるのも、卵子の老化が原因のひとつと考えられています。

 卵子の量は計測できる?

卵子の老化を調べる検査現在、不妊治療などで行なわれる検査で卵巣内を検査し、卵子の量を測る検査があります。

【AMH検査】

正式名は、「抗ミュラー管ホルモン検査」と言います。
血液を調べて、卵子を作るときにでる成分量を計測し、あとどのくらい、卵子の元となる細胞が存在するのかを調べることができます。
AMH検査は、「卵巣」の年齢検査ですので、実際の年齢=卵巣年齢というわけではありません。若くても卵巣の活動量が低い方もいますし、高齢でも卵巣年齢が若く、多くの卵子の元となる細胞を持っている方もいます。

AMHの値が低いからといって、卵子の質が悪いということではありません。あくまでも、卵子の「在庫数」を測定する検査です。

【アントラルフォリクル検査】

生理の3日目頃に行なう超音波検査で、未熟な卵胞(卵子となるもの)がいくつあるのかを測定する検査です。
主に不妊治療のために行なわれる検査で、AMH検査と併せて行われる場合が多いです。

卵子のアンチエイジングは可能?

「卵子の年齢=実際のあなたの年齢」であることは、先ほどお話しました。

卵子の老化を防ぐことは、不可能なことです。
しかし、いくつかの生活習慣を改善して、女性の体をできるだけ若く保つことが、卵巣や卵子の健康を維持することには繋がります。

【1】体を冷やさない

つわりはショウガで乗り切る女性の体にとっては、冷えは禁物です。特に妊娠中には気をつけてください。
子宮が冷えると、血流が減少し、胎児へ十分な栄養を運ぶことができなくなります。
足元やお腹を冷やさないよう、靴下を履き、お腹周りにはハラマキを活用するなどして、冬はもちろん、夏のエアコンによる冷えにも常に対策をとりましょう。

【2】よく寝る

妊娠初期は体内時計を調整しよう睡眠不足は、卵子に限らず、すべての細胞の敵です。
睡眠をつかさどる「メラトニン」というホルモンによって、私たちは寝ている間に細胞を修復して、疲れをとり、明日に備えることができています。
特に、夜10時から夜中の2時にかけては、このホルモンが多く分泌されるので、この時間帯の質の高い眠りはとても効果的です。

メラトニンは、体内時計の指令を受けて、光を感じると分泌が止まります。
夜間、強い光を浴びたりしないように、スマホの長時間操作、テレビの視聴やパソコンの使用は睡眠の数時間前から控えましょう。

【3】バランスの良い食生活

日々摂取する栄養バランスももちろん影響しています。ファストフードばかりだと、当然栄養が偏りがちになります。
ビタミン、ミネラルの摂取を意識しましょう。

アンチエイジングにも有効だとされている栄養素をいくつかご紹介します。

ビタミンA

緑黄食野菜のベータカロテン

ビタミンAは、粘膜を正常に保ち、免疫を正常な状態に保ちます。また、妊娠中は胎児の細胞分裂にも大きく関わっていると言われています。
ビタミンAの中でも、動物性の肝など、レチノールを含む食品の過剰摂取は、胎児の奇形を招くこともあります。
ビタミンAを摂取するときは植物性の「βカロテン」を摂取するようにしてください。

●ビタミンA(βカロテン)を多く含む食べ物
緑黄色野菜(シソ・モロヘイヤ・ニンジン・ほうれん草など)

ビタミンC

つわり中にオススメの食べ物ビタミンCは、コラーゲンの合成に必要な成分で、抗酸化パワー、免疫力アップ効果でも有名です。ビタミンEと一緒に摂取することでさらに効果を発揮します。

●ビタミンCを多く含んでいる食べ物
緑黄色野菜(ピーマン・ブロッコリー・モロヘイヤなど)
果物(レモン・キウイ・イチゴなど)

ミネラル

dryfruitsカルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素などのミネラルは、体の機能を調整するために必要不可欠な栄養素です。中でもカリウムは、妊娠出産に大きく関係する受精や排卵に関係するといわれています。

●カリウムを多く含んでいる食べ物
果物(干しブドウ、アボガド、干し柿、プルーンなど)
野菜(トウガラシ、パセリ、切り干し大根、モロヘイヤなど)
海草(昆布、わかめ、ひじき、海苔など)

ビタミンE

茶葉に含まれるビタミンビタミンEは、アンチエイジングのビタミンとも呼ばれています。血管を広げ、血液の流れをスムーズにする働きがあるので、妊娠中の血行不良、冷え症対策にもなります。

●ビタミンEを多く含んでいる食べ物
ナッツ類、オリーブオイル、アボカド、緑茶葉、とうがらしなど

 

リコピン

リコピンを多く含むトマト赤い野菜に多く含まれている、アンチエイジングパワーの強い栄養素です。
抗酸化力が非常に強く、ビタミンEの100倍とも言われています。
リコピンは油と一緒に摂取することで吸収が良くなります。オリーブオイルなどを使った調理がオススメです。

●リコピンを多く含んでいる食べ物
トマト、スイカ、ピンクグレープフルーツ

また、適度な運動や深呼吸でもミトコンドリアの活性化に効果があると言われています。

 

胎児の細胞分裂が盛んな妊娠初期は特に大切な時期

胎児の成長を左右する3つの成分女の子の赤ちゃんが、生まれたときから卵子の元となる細胞をすでに持った状態で生まれてくるということは、激しい細胞分裂が行なわれる妊娠初期は、特に赤ちゃんの健康状態が大切であると言えます。

もし、あなたのお腹にいる赤ちゃんが女の子だとします。
将来、出産も経験するでしょう赤ちゃんの女児の将来を考えても、妊娠初期の健全な胎児の成長を考えると、この時期の栄養の大切さが分かりますね。

こうした、「胎児期の状態が、一生を左右するという」考え方を「胎児プログラミングと言います。

大人になってから発症する生活習慣病やガンなどの悪性細胞、不妊なども、すべてママのお腹の中で細胞分裂を繰り返している胎児期に、実はすべて決定しているというものです。

人の一生のうちで、妊娠から出産までの10ヶ月は、めまぐるしいスピードで細胞分裂を繰り返し、体の大切な器官をつくり、脳をつくり、卵子となる素の細胞をつくります。

体のすべてが、この妊娠中の細胞分裂で決まるということです。

特に、妊娠初期は、へその緒を通してママの栄養をしっかりと受け取り、どんどん人間らしくなる大切な時期です。
妊娠初期のママの状態は、辛いつわりも始まり、苦しい時期ですが、赤ちゃんがグングンと大きくなるためだと考えて、マタニティライフを楽しくすごしていただけたらと思います。

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