
妊娠すると、はじめて聞く言葉がたくさん出てきます。普段使わない専門用語が多いので、戸惑いますよね!
しかし知ってしまうと、そんなに難しくはありません。まずは代表的な用語をチェック!
妊娠超初期(にんしんちょうしょき)
妊娠0週0日~妊娠4週までを「妊娠超初期」といいます。詳しくはこちら!「妊娠超初期とは?」
妊娠初期(にんしんしょき)
妊娠5週~妊娠15週までを「妊娠初期」といいます。妊娠16週目からは安定期に入るため、妊娠初期は不安定期ということもできます。詳しくは「妊娠4~15週:妊娠初期のママと赤ちゃんの様子!」
妊娠中期(にんしんちゅうき)
妊娠16~27週(妊娠5ヶ月~7ヶ月)の期間をいいます。多くの方はつわりも治まり、旅行などもできるようになる時期です。安定期ですが、無理は禁物です。遠出や海外旅行は医師に相談しましょう。
妊娠後期(にんしんこうき)
妊娠28~40週(妊娠8~10ヶ月)の期間をいいます。40週が出産週ですから産まれるまでの期間ですね。お腹がかなり大きくなりますので注意が必要です。いよいよ出産に向けての準備が必要ですね。
安定期(あんていき)
妊娠16週目の妊娠中期から「安定期」と呼ばれます。比較的胎児の状態が安定してきている状態で、流産の恐れが一気に低下します。
子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)
子宮以外で妊娠(着床)することです。卵管での妊娠が多く、放置すると卵管が破裂します。ママに危険が及びますので、手術が必要になります。子宮外妊娠の確率は1~3%です。
子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)
子宮の内外に腫瘍ができることです。良性の腫瘍で命を脅かすものではありませんが、大きいものでは10kgにもなります。またいくつかできることも珍しくありません。
子宮頚管ポリープ(しきゅうけいかん)
子宮頸管の粘膜にできるポリープで、2mm~10mmぐらいの大きさです。多産の30歳~40歳代の方に多く、診断されればその場で取り除くこともできます。妊娠に悪影響を及ぼすこともあります。
子宮収縮(しきゅうしゅうしゅく)
子宮収縮は本来分娩中の収縮をいいます。しかし妊娠中や出産後も子宮が収縮することがあります。
子宮内膜症(しっきゅうないまくしょ)
子宮内膜は通常ならば、子宮の内側にできますが、子宮以外で内膜が増殖と剥離を繰り返す病気です。それが炎症や痛み、癒着の原因になります。
膣部びらん(ちつぶびらん)
膣部びらんは8割の成人女性から見つかります。病気ではないので気にすることはありません。
卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)
卵巣にできた腫瘍の総称を「卵巣腫瘍」、良性の腫瘍を「卵巣嚢腫」といいます。
流産(りゅうざん)
流産の詳しい説明や対処法は「流産の種類と対処方法!」
人工流産・・・・・・・人工中絶のこと
自然流産・・・・・・・人工中絶以外の死産全般
稽留流産(繋留流産)・すでに死んでいるが自覚症状がない状態
進行流産・・・・・・・赤ちゃんが子宮外にできている状態
完全流産・・・・・・・死亡した胎児(胎芽)が自然に外に出ている状態
不完全流産・・・・・・死亡した胎児(胎芽)が完全に外に出ていない状態
習慣流産・・・・・・・流産を3回以上繰り返している
化学流産(科学流産)・超音波検査ができる時点で流産している状態
早期流産・・・・・・・妊娠12週までの流産の総称
初期流産・・・・・・・早期流産とほぼ同義語(妊娠初期は15週まで)
感染流産・・・・・・・細菌やウィルスなどの感染症を原因とする流産
切迫流産・・・・・・・流産の一歩手前で、妊娠を維持することも可能