
妊娠超初期は妊娠0週~4週ぐらいまでをいいます。この時期は妊娠検査薬による妊娠判定はできませんが、すでに命が始まっている大切な時期でもあります。
薬やたばこ、アルコールなどの影響を強く受けますので、妊娠超初期であっても妊娠の可能性がある場合は注意が必要です。
妊娠超初期での妊娠は、10のポイントで判定することができます。
とても大切な妊娠超初期
最終月経の初日から起算して、2週目から3週目に敏感に感じる方が多いようです。生理や風邪などの症状と似ているため間違いやすく、薬でも飲んだら大変!しっかりと確認しましょう!
妊娠を判定する妊娠超初期の10の症状!
10のチェックポイントのうち、ひとつでも当てはまる方は「妊娠超初期」の可能性があります。病院でも妊娠の判断ができない時期ですが、赤ちゃんにはとても大切な時期です。「妊娠初期に気をつけること!」で対応を確認してください。
妊娠チェックスタート!
□「おりもの」に変化はありますか?
□「出血」はありますか?
□「下痢」はしていますか?
□「腹痛」はありますか?
□「つわり」(吐き気)はありますか?
□「心理的変化」はありますか?
□「風邪に似た症状」はありますか?
□昼間に「強い眠気」が起こりますか?
□「胸のハリ」はありますか?
□「トイレの回数」は増えていますか?
ひとつでも該当するようでしたら、下の詳しい説明で再確認してください。そして当てはまるようでしたら妊娠超初期かも?「妊娠超初期の過ごし方」を参考にしてください!
チェックポイントの詳しい説明
1「おりもの」に変化はありますか?
おりものの臭い・色・質・量などが変わります。
- 質感は?:普段ネバネバしているおりものが、サラサラになることがあります。
- 臭いは?:少なくなることが多いようです。
- 色は?:薄くなる傾向にあります。これは黄体ホルモンが活性化したことで起こります。
- 量は?:人によって増える場合と減る場合があります。
- その他:もしも、おりものがピンク色になっていると、不正出血の疑いがあります。また膿の混ざりや、かゆみや臭いが強いときは、外因炎や膣炎の疑いがあります。
2「出血」はありますか?
おりものが薄い茶色やピンク色をしている場合は「出血」の疑いがあります。
出血の原因は、卵子の着床によって起こる「妊娠出血」、受精卵や絨網(じゅうもう)が子宮内を傷つける子宮内膜炎などがあります。いずれも生理と勘違いされやすいため見落とされることがあります。
3「下痢」はしていますか?
便秘や下痢に悩まされていませんか?
下痢が長く続くようであれば「妊娠」の可能性があります。(妊娠中期まで続くこともある)また下痢で流産することはありませんが、薬を服用すると胎児に危険が及びますので注意が必要です。
4「腹痛」はありますか?
着床後に子宮が伸縮することで腹痛が起こります。また膀胱炎や尿道結石、子宮筋腫や子宮外妊娠でも腹痛をともないます。異常妊娠による痛みの恐れもありますので、早めの検診が大切です。
腹痛の原因によって、痛む場所や痛み方も違います。出血をともなうことも多いようです。
妊娠初期における腹痛は「危険な妊娠超初期の腹痛!その原因と対処法は?」でさらに詳しくご紹介しています。
5「つわり」による吐き気はありますか?
早い方では、受精直後の妊娠4週から「つわり」による吐き気を感じることがあります。その他、なんとなくムカムカすることもつわりの一種です。
6「心理的変化」はありますか?
イライラ、脱力感、無気力など、ホルモンバランスが崩れることで起こる心理的変化が起こります。いわゆる「うつ症状」になることもあります。
7「風邪に似た症状」はありますか?
熱による悪寒などの症状が起こりやすくなります。高温期を過ぎても熱が続いている状態です。熱が継続していて生理が続いているようなら妊娠の可能性があります。これは継続妊娠を維持するときの黄体ホルモンの影響による影響です。
8「昼間に強い眠気」を感じますか?
妊娠すると強い眠気を感じることがあります。急激なホルモン変化や激しい細胞分裂で、体がとても疲れるため「体を休ませて下さいね!」の合図です。妊娠超初期の眠気は「眠い!妊娠超初期の眠気はなんのシグナル?眠気の対策は?」で詳しくご紹介しています。
9「胸のハリ」はありますか?
乳首が痛くなったり、色が変わったりすることがあります。
10「トイレの回数」は増えていますか?
子宮が膨張することで、膀胱を圧迫して早いサイクルで尿意を感じることがあります。特に何の問題もありませんが、妊娠のシグナルの1つです。もしも小便に痛みがある場合は、膀胱炎の恐れもありますので注意が必要です。