
妊娠0週0日~4週ぐらいを「妊娠超初期」といいます。
最終月経日を0週0日として起算するため、受精前から妊娠がカウントされていることになります。
妊娠にまったく気づかない人もいますが、受精直後から様々な症状が出る方もいます。
妊娠超初期のもうちょっと詳しいお話
最終月経の初日を0週0日として、約2週目(排卵)で受精、数日後に着床して妊娠になります。この時点で第3週目に入っています。それから約1週間の期間が「妊娠超初期」になります。
しかし妊娠期の数え方は、生理周期によって変わりますので、詳しくは「妊娠初期と妊娠期間の数え方」で確認してください。
妊娠超初期はホルモンが急激に変化することで、様々な症状が起こります。胎内環境を整える大切な時期のお知らせですね!
第0週~3週
妊娠超初期のスタートである妊娠0週0日は、まだ妊娠していません。約2週目の排卵で受精すると、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら約3日かけて子宮に移動します。
その後数日間、子宮内を漂いながら着床=妊娠します。多くの場合すでに第3週目に入っています。
第3週~5週
着床(受胎)直後から、妊娠を維持するためのホルモン「ヒト絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピン=hCG」が分泌されます。
このホルモンが分泌されると、妊娠黄体に作用してエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの分泌を促して、甲状腺を刺激します。
hCGによって妊娠が維持されている場合は、4週目に来るべき生理がストップします。生理が遅れていると感じるころには、すでに妊娠5週目になっていて、妊娠超初期から妊娠初期に移っています。
妊娠検査
妊娠検査が第5週目にならないと分からないのは、妊娠検査方法が血中のhCGを計測することで判断するからです。検査の精度が低いと、似たようなLHやFSHなどのホルモンと間違え、誤判断されることがあります。
簡易の妊娠検査薬で妊娠を確認した後、必ず病院で再度確認してください。
妊娠超初期(超妊娠初期)における妊娠の見分け方は「妊娠超初期を見分ける10のチェックポイント!」で確認してみてください。
気づきにくい妊娠超初期と危険性
ホルモンの影響で、妊娠超初期にはさまざまな症状があらわれます。しかし生理による症状と間違えられやすいため、妊娠に気づかないことも多いのです。そのため飲酒や喫煙、さらには薬などの服用で胎児環境を悪化させることがあります。
妊娠する状況にあるときは、普段から体温をチェックして、いち早く妊娠の可能性を見極めてください。そして普段から意識して身体を気遣うことが大切です。特に妊娠を予定している場合は大事なことです。
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