
「なぜかイライラする!!」と思っていたら妊娠だった。なんてこともあります。
妊娠初期に多くの方が経験するイライラ。しかし赤ちゃんには大きな迷惑です。もちろん自分自身にも。家族や同僚にもイライラは伝染します。放置すると情緒不安定にも!
これって、どうにかなりませんか?
そもそも妊娠中のイライラって、なぜ起こるの?
妊娠中のイライラには意味があるのでは?
と考えると肯定的な解消策が、いろいろあることに気づかされます。ママのイライラは妊娠初期だけでなく、妊娠後期や育児ストレスと続きます。イライラの解消法を身につけることはメリット大ですね!
妊娠のイライラは赤ちゃんからのメッセージ!
ホルモンのバランスが崩れると、不安感や過敏症、血圧や血糖などが乱れ、赤ちゃんに悪影響をあたえることがあります。しかし妊娠のイライラを赤ちゃんからのメッセージと思うと、イライラを利用して幸せな気持ちを高めることができます。
ホルモンが乱れるってどういうこと?
イライラのもとになる「ホルモンのバランスの乱れ」は、3つのホルモンが過剰に分泌することで起こります。そのストレスの原因物質は「ノルアドレナリン」「アドレナリン」「コルチゾール」です。
妊娠することで黄体ホルモン(プロゲステロン)が大放出されると、ホルモンのバランスが崩れます。それが無言のストレスになって、イライラの原因のストレス物質が大量に分泌されると考えられます。
ストレス物質は身体に必須なホルモンです。しかし過剰に分泌すると「血管収縮」「血圧の上昇」「血糖値の上昇」「免疫機能の低下」「脳(海馬)の萎縮」「幸せホルモン群の減少」などが起こります。生理の時に起きる「イライラ」と同じメカニズムですね。
イライラを解消して幸せ力を高めるホルモンたち
楽しいとき、ワクワク・ドキドキ、快楽・希望・幸せを感じているときは、3つのホルモンがたくさん出てきます。
妊娠のイライラを解消し、幸せを感じる3つのホルモンは
「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」です。
「セロトニン」でリラックス&安眠
セロトニンは、ストレスホルモンの暴走を抑え、イライラを解消します。心のバランス整え、感情をコントロールします。また睡眠をいざない(睡眠物質のメラトニンに変化する)良質な睡眠を促します。
セロトニンが不足すると、心が荒れてイライラしやすくなります。そのほかに不眠、うつ、不安神経症などを起こしやすくなります。セロトニン欠乏症が、ストレス物質が暴走することも分かっています。
「オキシトシン」で不安感が減少!
オキシトシンは、人間関係が良好になると分泌が活発化するため「人間関係ホルモン」といわれます。また抱擁や愛撫などのスキンシップでも分泌が盛んになるので「抱擁ホルモン」ともいわれています。
オキシトシンは闘争心・恐怖心・不安感を減少させます。金沢大学では自閉症やアスペルガー症候群の改善が確認されています。また「母乳促進」「子宮収縮薬」「陣痛促進薬」の主な成分でもあります。
「ドーパミン」でプラス思考!
ドーパミンの作用は、ホルモン調整、運動機能などの調整機能と、快楽や意欲、学習にも影響します。別名「快楽ホルモン」「意欲ホルモン」といわれます。前向きで意欲的なときにもよく分泌されます。
ドーパミンは、他のホルモン分泌を調整してイライラを防止します。ドーパミンの過剰分泌や不足は、統合失調症・脅迫障害・注意欠陥多動症・無気力・無感動・幻覚・パラノイヤなどの原因になります。
★3分で幸せ気分に変える魔法の方法!は次項でご紹介しています。
▶▶▶つづき「即効イライラの解消法!幸せホルモンで満たされる10か条」
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